インフレとは、モノやサービスの値段が上がり続けること。裏を返せば、同じ金額のお金で買えるものが少しずつ減っていくことを意味します。
日本でも物価上昇は身近な現実です。総務省の消費者物価指数によれば、過去5年間でおよそ12%物価が上昇しました。円の預金額そのものは変わらなくても、その「実質的な価値」は静かに目減りしているのです。
こうした目減りに備え、物価上昇に合わせて価値が保たれやすい資産を持つことを、インフレヘッジ(インフレ対策)と呼びます。その代表格として古くから世界中で選ばれてきたのが、金や銀といった貴金属です。
紙幣は、中央銀行が必要に応じて発行量を増やすことができます。供給が増えれば、一枚あたりの価値は薄まります。
一方で金や銀は、地球上に存在する量に限りがあり、人の手で新たに生み出すことはできません。「増やせない」という希少性そのものが、価値の裏付けになっているのです。
金や銀は、特定の国や企業の信用に依存しません。どの国の情勢が揺らいでも、世界中どこでも通用する普遍的な価値を保ち続けます。だからこそ、経済の先行きが不透明なときほど「安全資産」として買われる傾向があります。
実際、金は世界的な物価上昇や地政学的な緊張を背景に、大きく水準を切り上げてきました。2025年には1オンス3,000ドルの節目を超え、2026年初めには過去最高値を更新しています。
この動きを支えているのは、各国の中央銀行による継続的な金の買い入れや、米ドルに依存しすぎない資産分散の流れです。さらに日本の投資家にとっては、円安が加わることで円建ての価値がいっそう押し上げられるという側面もあります。
※最新の価格は、当店トップページの価格チャートでご確認いただけます。
もっとも、貴金属は「持っていれば必ず儲かる」というものではありません。冷静に理解しておきたい点もあります。
まず、金価格とインフレは常に完全に連動するわけではないという点。金利が上昇する局面では、利息を生まない金が一時的に売られ、価格が下がることもあります。
また、株式や債券と違って配当や利息は生まれません。保管の手間や、購入時に地金価格へ上乗せされるプレミアム(手数料)がかかる点も、あらかじめ押さえておきましょう。だからこそ貴金属は、資産のすべてではなく、全体のバランスを整える「守りの一角」として捉えるのが一般的です。
実物の貴金属を持つ方法としては、延べ棒(インゴット)と、コインの二つが代表的です。なかでも地金型コインは、1枚から手に入れやすく、美しいデザインを日常的に楽しめることから、はじめての一枚として広く選ばれています。
アメリカンイーグル、メイプルリーフ、ウィーン銀貨など、各国政府や造幣局が品質を保証するコインは、世界中で認知され、必要なときの換金性にも優れています。実物を自分の手元に保有できるため、金融商品のような発行体リスクを負わないという安心感もあります。
物価が上がり続ける時代において、金や銀は「お金の価値を守る」という古くて新しい役割を担っています。増やせない希少性、世界共通の価値、そして実物であるという安心感??これらは、変化の激しい時代だからこそ、あらためて見直されている強みです。
当店では、世界の名だたる金貨・銀貨を取り揃えております。まずは一枚、実物の重みと輝きに触れることから、資産を見つめ直すきっかけにしていただければ幸いです。
はじめての一枚には、世界的に人気が高く手に入れやすい銀貨がおすすめです。純度99.99%で偽造防止技術にも優れたカナダ・メイプルリーフ銀貨や、「音楽の都」ウィーンの芸術性を映したオーストリア・ウィーン銀貨は、実物資産の第一歩として多くの方に選ばれています。下記の商品一覧から、実際のラインナップをご覧いただけます。
※本記事は情報提供を目的としたものであり、投資を推奨・勧誘するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。
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