金貨・銀貨や貴金属市場でよく使われる用語を、初心者の方にもわかりやすくカテゴリ別に整理しました。気になる言葉を目次から選んでご覧ください。用語の意味を知ることで、コイン選びや情報収集がもっとわかりやすくなります。
貴金属の“今この瞬間”の市場取引価格です。1トロイオンスあたりで示され、日々(また時間ごとに)変動します。コインや地金の価格は、このスポット価格を基準に決まります。
スポット価格(地金そのものの価値)に上乗せされる金額のことです。製造・流通コストや希少性・人気などで決まり、同じ地金量でも製品によって差が出ます。一般に、額面の低い金貨はプレミアムの“率”が高くなりやすい傾向があります。
買うときの価格と売るときの価格の差です。取引の実質的なコストの一つで、流通量が多く人気のある銘柄ほど小さくなる傾向があります。
金価格を銀価格で割った数値です。金1オンスが銀何オンス分に相当するかを表します。歴史的に大きく変動し(十数倍から100倍超まで)、比価が高いほど「銀が金より相対的に割安」と読めることがあります。あくまで目安の一つです。
貴金属の重さの基本単位です。1トロイオンス(約31.1グラム/正確には31.1035g)で、日常の(常衡)オンス約28.35gより約10%重い単位です。スポット価格は通常このトロイオンス単位で示されます。
その金属がどれだけ純粋かを示す割合です。「フォーナイン(.9999)」は99.99%、「スリーナイン(.999)」は99.9%を指します。プラチナ・パラジウムは.9995(99.95%)が多く見られます。
コインや地金に刻まれた純度の表示です(例:「999」「9999」「FINE SILVER」など)。金属の純度を確認する手がかりになります。
主に地金としての価値を目的に、毎年多く発行される投資向けコインです。デザインは基本的に一定で、プレミアムが比較的抑えめなのが特徴です(例:メイプルリーフ、イーグル、ウィーン)。
磨いた金型などを用いて特別に仕上げたコレクター向けの製法です。鏡のような地の面と、くもり加工の図柄のコントラストが美しく、通常は専用ケースと証明書が付きます。
プルーフの仕上げを反転させたものです。図柄が鏡面、地の面がくもり加工になり、通常のプルーフとは逆の表情を見せます。
未使用(流通していない)状態で、製造時の輝き(ラスター)を保ったコインを指します。地金型コインの多くはこの状態で流通します。
表面をあえて古びた風合いに加工した仕上げです。彫りの陰影が強調され、重厚な雰囲気になります。
主となる金属に、強度や耐久性を高めるため少量加えられた他の金属のことです。たとえば22金の金貨は、金に銅などを加えて硬さを持たせています。
貴金属で使われる、小さな重さの単位です。1トロイオンス=480グレイン(約0.0648g)で、現在は地金の計量以外ではあまり使われません。
コインや地金に含まれる“純粋な金属だけ”の重さです。合金を含む全体の重さ(グロスウェイト)とは区別されます。たとえば22金の1オンス金貨は、“純金の量”が1トロイオンスで、合金を含む総重量はそれより少し重くなります。
コインの表面です。肖像や主たる意匠が置かれる側で、一般に“顔”にあたる面です。
コインの裏側です。動物や紋章、記念図案などが描かれることが多い面です。
コインの側面(厚みの部分)です。無地のものや、刻み・文字を入れたものがあります。
縁に施された細かい刻み(のぎのぎ)です。かつては削り取り防止のため、現在は装飾や偽造防止の役割を持ちます。
コインに表示された、法定通貨としての名目上の金額です。地金型コインでは、地金価値が額面を大きく上回るのが一般的です。
コインに刻まれた文字・銘です(発行国名、額面、標語など)。
コインに刻まれた製造年です。年号ごとに発行数が異なり、収集の楽しみの一つになります。
貨幣やコインを製造する機関です。国営のもの(各国造幣局)と民間のものがあり、その信頼性は流通性やプレミアムにも影響します。
どの造幣局で製造されたかを示す小さな刻印(記号や文字)です。
記念や特別性であることを示すために、通常のデザインに加えられた小さな刻印です。周年記念などで用いられます。
そのコインが発行された枚数です。発行数が限られるほど希少性が高まり、収集価値に影響することがあります。
表面に着色(カラー印刷など)を施したコインです。動物や風景などを色鮮やかに表現でき、コレクター向けに人気です。
微細なレーザー刻印や、見る角度で変化する縁刻、特殊加工など、偽造を防ぐための工夫です。近年のコインに多く採り入れられています。
未使用コインの表面に見られる、製造時特有の輝きです。状態の良さを示す要素の一つです。
発行国が価値を保証する正式な貨幣です。地金型コインの多くは法定通貨で額面を持ちますが、実際の取引価値は地金価値で決まります。
中古品などを売買する事業者に必要な、公安委員会の許可です。コインを扱う店舗を選ぶ際の信頼性の目安の一つになります。
コインを保護する透明ケース(カプセル)や、地金の重量・純度を証明するカード(アッセイカード)です。品質の保証と保管に役立ちます。
第三者の鑑定機関がコインの状態を評価し、専用ケース(スラブ)に封入して格付けすることです。状態の客観的な指標になります。
銀貨などが空気中の成分と反応して自然に生じる変色です。青や紫、虹色になることもあり、味わいとして好まれる場合があります。
主に銀貨(とくに高純度・プルーフ)の表面に、白く斑点状に現れる濁りです。製造工程の微量物質などが原因とされますが、発生の仕組みには諸説あります。地金としての価値(重量・純度)は基本的に変わりませんが、外観に影響することがあります。
「ブリオン価値」は含まれる地金そのものの価値、「ヌミスマティック(収集)価値」は希少性・状態・年号・人気などに基づく上乗せの価値を指します。コインの価格は、両者の組み合わせで決まります。
日本国内で金貨・銀貨などを購入する際にかかる税です。金貨・銀貨のいずれにもかかります。
個人が金貨・銀貨(地金)を売却して利益が出た場合、その利益は原則として「譲渡所得」として課税の対象になり得ます。年間の特別控除や保有期間による違いなどがあり、詳しくは国税庁の情報や税理士にご確認ください(当店は販売専門のため、税務のご相談はお受けできません)。
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